夢を叶える方法

バナナの種を蒔いて３年目に初めて花が咲き、あれから５年、何度も幼果はできたけど育たないまま冬が来て、まだ一口も食べたことがない原種に近いバナナ。
もう花が咲いたことすら気にも留めていなかったのに、あれれ？ なんだかいつもと違う。
今までよりも大きく膨らんで、バナナっぽくなっているじゃありませんか。
本当は冬ギリギリまでぶら下げて完熟するのを待ちたいところだけど、いつの間にか朽ちて消えちゃったり、カラスに横取りされてもムカつくから、家の中で追熟してみよう。

種から育てたバナナ。
どのくらいの大きさが正解なのかもわからないし、そもそも種のあるバナナなんて見たことないもんね。
一応食べられるバナナではあるらしいけど、品種によっては毒のあるものもあるらしい。
南房総の気候で路地バナナが育つ、それも原種に近い種のあるバナナを食べることができる、そんなイメージでわくわくしていた５年前。

バナナは木じゃなくて草。
ほんとうは、バナナは果物じゃなくて果菜なのだ。
パプア・ニューギニア高地の遺跡から、約１万年前に人の手によって栽培されていた証拠が見つかっているらしい。
そんな昔から栽培して品種改良されてきた主食の一つなのだ。

夢は完全に諦めて、忘れかけたころに叶うことが多々ある。
そういうタイムラグがあるんだよね。

でも強くイメージしたものは、条件が整えば具現化するのだ。
タイミングが合えば、あれよあれよという間に整うこともある。
ダーリンと私の出会いもその一つ。

振り返ってみると、過去に起きたことすべてが今の私を作るために欠かせないことだったのだ。
一見、脱線したり間違えたかのように思えることも、すべて。

じゃあ、ボーっと生きていても同じじゃないかって？

より具体的にイメージすること、起きることすべてを意識すること、起こったことの理由をきちんと理解することがとても重要なのだと思う。
ボーっと流されてるのとは、起きてくることが全然違うよ。

私の夢は必ず叶う。

みな ギッテル

1961年、横浜生まれ。40代前半まで83kgのおデブさんで過ごし、体調不良から減量を決意。リバウンドしないように思考回路を丸ごとチェンジする。35kg減量に成功して以降、『ずっと健やかできもちいい』ライフスタイルを目指す。2009年に遺伝子組み換え食品を排除、玄米菜食、ローファット・ローヴィーガン（80/10/10ダイエット）を経て、2017年に草食動物の肉とフルーツの生食を基本とする「フレッシュ・ダイエット」へ、2018年にはチーズを主食として採用し、現在の「オーガズミック・ダイエット」の形態に至る。

将来の夢は、熱帯の高原に移住し、牛と果樹に囲まれて暮らすこと。