石の町 2日目

頭の中がいつもうるさいけど、石の中に入ったら少しは静かになるのかしら。
この前帰省したとき、我が家よりも都会の福山では、気分が悪くなるくらい大きな音で、しかも多重奏になっていたのだ。
だから単純な、老化現象で起きる耳鳴りではないのよ。

というわけで、やってまいりました大谷資料館。
ここの地下採掘場跡は、１９１９年（大正８年）から１９８６年（昭和６１年）までの約７０年をかけて大谷石を掘り出してできた巨大な地下空間で、広さは２万平方メートル（１４０ｍ×１５０ｍ）にもおよび、野球場が一つ入ってしまう大きさなのだ。

たくさんの映画やドラマやCM撮影に使われてきたようなので、見覚えのある人もいるよね。

坑内はとても静かで、耳鳴りも小さな音で少しだけになってる。
完全にシャットアウトされた空間ではないし、スマホを持った人が何人もいるので仕方ないか。
でもとても気持ちのいい空間なのだ。

坑内の年平均気温は８℃前後で、この時は７℃。
真冬は２℃まで下がるらしい。天然の冷蔵庫ね。
政府米の貯蔵庫として利用されていたこともあるのだ。

そして世界大戦末期は地下飛行機工場として稼働したのだそうな。
将来的には決戦に備えて、地下工場と飛行場を合わせた大規模な秘密航空基地として運用する計画があったのだけど、滑走路用地に杭打ちを行ったところで終戦となったのだ。

ほんと、日本人って往生際が悪いよね。

この壁面に生えている白いふわふわは石の華と呼ばれるもので、坑内の空気が乾燥してくると石の中の塩分が出てきて結晶し、温かくなって湿度が上がってくると消えてしまうのだそうな。

塩と聞いて、思わず人差し指で拭って舐めそうになったけど、思いとどまったのだ。
食べてもいいって書いてなかったもんね。
危ない、危ない。
いや、ふつう舐める想定はないだろー。( ﾟ∀ﾟ)･∵ﾌﾞﾊｯ!!

地上に戻ると美しい青空。
お天気で良かったわ～。

さて、今度はガイドさんが案内してくれるカネホン採石場ツアーに行きましょう。

ここは唯一稼働中の露天掘り採石場。
ツアーの出発を待っていると、あんなに青空だったのに、急に霰が降ってきたのだ！
日が差しているのにここだけ雪景色、不思議な光景。

前に見える３０ｍ以上もある岩の崖の、上の方は江戸時代に手掘りした跡。
な、なんと、私が生まれる前年までは手掘りだったのだそうな。
今では重機を使うから一度に何倍も切り出せるとのこと。

ツアーが始まるまでに雪が止むといいなぁ。

大谷石の釜で焼いたプチパンやピラフの試食をいただいたので、せっかくだから食べちゃおう。
メニューの写真のプチパンがつぶれているのは、思わずつかんでしまってから写真を撮り忘れたことに気づいたから。
毎回食べる前に証拠写真をキレイに撮るのって、案外大変なことなのよ。

そうこうしているうちにツアーの時間になりました。
雪雲はなくなり、またお日様が☀
ラッキー。

ガイドさんに想定外の質問をいくつも繰り出すダーリン。
なんかもう、ガイドさん貸し切り状態になってますが・・・。( ﾟ∀ﾟ)･∵ﾌﾞﾊｯ!!

大谷石でできた小屋はトイレ。
こんな小屋が欲しい！

ガイドさんには、大谷石は和風建築に合うという既成概念があるみたいだけど、もっとオシャレに使えると思うなぁ。

そして最後はつくばにある地質標本館を見学。
コロナのせいで今は予約制なのだ。
変な世の中になっちゃったけど、混んでないのはいいことだわ。

さて、これにて石の町探訪はおしまい。
コストコでお買い物して帰りましょう。

美しい筑波山がお見送りしてくれたのだ。
お疲れさまでした。

 

27日の私の摂取カロリーは1495kcalでした。

Today’s Menu　Nov 27, 2021

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ブレックファースト

• ソフトデーツ　9個

コクトーＸ ＤＥＷＳ

• 微炭酸水 2500ml

ランチ

• 試食プチロールパン＆バター

• 試食ピラフ

• ローソンカフェラテ　1杯
• おまけクッキー　3個

ディナー

• バナナ　102g
• ローストチキン（40%食べました）

スナック

• セブンコーヒー　1杯